トピックス

1961年度短大英文科同窓会開催

クラス会・OB会
報告
2015年06月27日

53年ぶりの同窓生との再会
61年度短大英文卒  岩井 清治 

さる6月27日開催のリ・ユニオンに61年度短大英文科卒の6名が参加しました。実に53年ぶりの再会、卒業以来初めてという人が多く、いろいろな驚きや発見がありました。先ず淵野辺駅に集合して、懐かしい再会、感激の喜びに浸ったあと、卒業以来はじめての人は駅周辺の変容振りや、頻繁に行き来する学園スクールバスの台数の多さにまた学園までの町並みの変わり方に驚嘆していました。当時スクールバスが無いどころか、淵野辺駅からの現在の道路も途中まで、境川の橋は仮橋、それまでは500メートルも下流の橋を遠回りして通学していたのでその変わりようにびっくり!!は、当然だったかもしれません。そして、学園に到着。かつてのチャペルとその隣の旧明々館しか知らない同窓生の目には、いま林立する建物群はまさに別世界のように写ったようでした。会場までは、案内の人がいなければ迷子になる、と言うほど、学園の発展の姿に圧倒されていました。
当日の会では、当時教えを受けた郡山直先生や杉崎和子先生にも再会、会の進行をさまたげてしまうほどお互いの昔話に熱中してしまいました。そしてその中で改めて感じられたことは、当時暖房もそろっていない古びた木造校舎での教育環境でありながら、先生方から例外なく注ぎこまれた海外への熱いまなざしがその後の卒業生一人一人に確実に生きて実現していたという事でした。短大英文科の卒業と同時に国際電話交換士としての職を得、その後長年ハワイに滞在、異文化での生活に深く染まった人、また英文学の授業での刺激からイングランドの虜となり20回に及ぶ現地での留学体験者、さらに当時もすでに難関であった交通公社(現JTB)に就職し国際観光の業務に長年従事した人、外国の在日大使館勤務を経てロシア滞在を中心に世界各国での外交官生活を長く経験されてきた人等、わずか6名の小さな集まりのなかにさえ、これだけ多くの国際性豊かな人生経験が語られたのです。当日は体調の都合で急遽参加取りやめとなったハワイ在住の卒業生も世界各国での海外生活の経験を継続しています。国際性を育むという桜美林の伝統的精神がはっきりと生きていることを深く感じた次第です。

  • トピックスをシェアする

トピックス一覧に戻る