高校 ESS部OB合宿 を開催しました。
桜美林高校ESS・OB合宿
平成28年9月24日・25日、「かしやツアー2016」と題してESSのOB合宿を開催しました。今回の参加は藤野英雄先生をはじめ、OBのお子様も含めて総勢16名。年長OBから年少OBまで14代にわたるメンバーでした。
「かしや」とは群馬県片品村の民宿「弘化の庄・かしや」さんのことです。先代の御主人がご存命だった1973年からESSの夏の合宿で毎年お世話になりました。もう42年のお付き合いになります。二代目御主人の奥様、現在の女将はなんと桜美林高校出身。嫁いだばかりの頃、まさか母校の藤野先生率いるESSの合宿とは知らず、先生の顔を見て、あまりの偶然に驚いたといいます。
初日は国内で人気No. 1 の道の駅、「田園プラザ川場」で地元産の食材を使ったランチを堪能。鎌倉の建長寺を本山とする吉祥寺の庭園散策。国の重要文化財に指定された400年前の古民家などを観光し、夕方目的地のかしやさんへ。入口の引戸を開けて皆で「ただいまー」。故郷に帰った気分です。温泉に入って夕食はすき焼き。その後は宿の御主人、女将、スタッフも交えて思い出話や近況報告など尽きない話が延々と続く大宴会。
現役時代のESSの合宿では、毎朝近くの片品川で発声練習をしたのですが、翌朝はその川に架かる橋の上でそれぞれの思いにひたりました。ほど近い場所にある先代のお墓では、素晴らしいご縁をいただいたことに感謝し皆で手を合わせました。ちょうど開催していた片品村収穫祭では、みんな大量の地元野菜を購入。東京に戻った後、旅の思い出話を噛み締めるのに最高のお土産です。
今回の合宿では意外な発見がありました。宿の囲炉裏の部屋に飾られた古文書をよく見ると、今話題の「真田」の文字。真田幸村の兄、信之が沼田城主になった後、沼田領を受け継いだ孫の信利の圧政に苦しんだ村民たちが命がけ記した直訴状だったようです。歴史好きの藤野先生はその古文書を解読すべく慣れないスマホで調べた結果、ほぼそれに間違いないことに大興奮でした。
今回、30年ぶりの再会、卒業以来の片品村という参加者もいました。いつ会っても変わらない仲間、いつ行っても変わらない片品の自然とかしやさん。ESS・OBの心の故郷に感謝しつつ片品村を後にしました。
1978年度高校 織野雅彦
