活躍する同窓生

新井 豊吉さん

大学 文学部英語英米文学科 1977年度卒業
国立大学法人 福井大学大学院教育学研究科 
准教授

現在のお仕事内容

大学1年生から4年生に対して特別支援教育に関する科目を教え、現職の教員を含めた教職大学の院生に対しては学校改革マネジメントの授業を行っています。近年、発達障害が社会的な話題となり関心が高まっていますが、まだまだ正しい理解と支援が広がっているとは言い切れない状況です。そのような中で学生とともに日々学んでいます。その他、教育実習の事前事後学習や介護等体験学習の指導をしています。また、地域では福祉施設法人のスーパーバイザーとして困難事例の相談にあたっています。

桜美林での思い出

学生時代は日本文学を読み、詩や小説ばかりを書いていました。他大学に潜り込み、著名な評論家の授業を受けていたこともありました。そんな大らかな時代でした。文芸部の一員として清水安三学長との座談会に参加し、直接言葉を交わすことができたことは貴重な体験でした。そんな風変わりなわたしを桜美林の友人たちは暖かく見守りいつも一緒にいてくれました。卒業後わたしは教育者を目指し、教育学部のある大学、大学院に進み、東京都の教員になりました。桜美林で知り合った友人とは今でもつながっています。第二回卒業生教員研究交流会で発達障害について講演させていただいたことも、恩返しができたようでうれしい思い出となっています。

同窓生へのメッセージ

ご無沙汰しております。この場を借りてなつかしい皆さんにメッセージを送ります。十代、二十代だったわたしたちも還暦を過ぎました。何十年に一度皆さんと会うと、お子さんが桜美林を卒業したとか、大学は大きくなったねとか桜美林を大切にしていることを、いつも実感させられます。それぞれの生活があり集まることがなくなりましたが一度懐かしい駅で降り、歩き、母校で集いたいと思っています。


(2017.06.27)

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