活躍する同窓生

くわはら かずこ(さるびあ亭かーこ)さん

短期大学 家政科 1988年度卒業
かーこの紙芝居事務局代表
紙芝居師

現在のお仕事内容

「紙芝居師」という仕事を生業としています。
昭和初期は全国に5万人いたという紙芝居のオジさんスタイルで、レトロな自転車に水あめや太鼓を積み、イベント会場などで紙芝居口演を行っています。
読み聞かせと違い、アナログ双方向コミュニケーションを大切に、観客と会話しながらお話を進める紙芝居です。
また、紙芝居を用いた「息子から学んだ命」についての講師としての活動や、斬新な企業研修のツールとして営業トークや商品PRにも紙芝居を役立てていただいています。
オリジナル紙芝居で社史や人物の半生を描く機会も多く、そのご縁に感謝する日々です。

桜美林での思い出

私は家政科で、生きるために最も大切な衣食住について皆と学んでいました。よく話題にのぼったのは、「女性の先生方は凛としてお洒落で格好良いよね」ということです。
特に担任だった三田すずこ先生の、創立時の学生時代のお話をお聞きできたことは貴重でした。調理実習で出汁を取るタイミングがずれたこと、和裁では浴衣の手縫いで指が腫れたこと、染色授業では藍染の苦労を知り、調理学での実験結果に騒いだことなど、今でもその時のエピソードを同窓生たちと笑いあうことがあるほど、楽しく充実した学園生活でした。
美味しい学食や学園祭、サークル活動の涙、礼拝など、様々な経験が今に繋がっています。

同窓生へのメッセージ

それぞれの分野で活躍する同窓生に会えた時、とても誇りに思います。
先輩方も後輩方も、学園の名を大切にしてくださっていることを色々な場面で実感するのです。
私たちの在学時より現在のほうがもっと、高い評価をいただけているのは、そんな同窓生のおかげですね。年に2度、美しくなったチャペルに集える機会を与えてくださり、桜美林学園に心から感謝しています。
そして卒業後何十年も経っている現在、通わせてくれた親に改めて感謝します。これからもオベリンナーとして胸を張って生きていけることが嬉しいです。またチャペルで再会しましょう!

(2017.05.29)

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