活躍する同窓生

村石 愛二さん

高等学校 1971年度卒業
ファームリゾートISUMI鶏卵牧場 代表
東京農業大学 客員教授(2009年4月1日より現在に至る)

現在のお仕事内容

千葉県外房地域の御宿町内で、放し飼いたまごを生産する農場と、たまご、ソフトクリーム、トミカ、プラレール等を販売する売店併設型の昭和時代の自動車ミュージアム「レトロぶーぶ館」及び江戸時代から昭和時代の消防器具や消防自動車等を展示する「消防自動車博物館」を経営。また、いすみ市内では引退した様々な鉄道車両を展示する、たまご等を販売する売店、ソフトクリームや卵かけご飯が食べられるカフェ併設型の鉄道ミュージアム「いすみポッポの丘」を経営しています。母校であります東京農業大学の客員教授も務めています。

桜美林での思い出

中学時代は学園の南側にありました旧兵舎の木造二階建て校舎の一階での授業でした。また、寮生はその教室の二階に暮らしていました。私は柔道部でしたが、道場、テニスコート、プール、野球場、職員室も皆近くでしたので一学年2クラス80名の生徒と先生方とは正にホームライクスクールでした。やがて新校舎が出来、高校時代は新しい校舎で過ごしました。1966年4月~1972年3月迄の中学、高校と6年間、卒業後も1975年に教育実習で一か月程高校でお世話になりました。大学設立、甲子園初出場、体育館竣工、幼稚園設立と生徒たちから「ほら安」と呼ばれていた清水安三先生の夢が次々と実現した頃でしたので、皆「夢」を持った時代でした。

同窓生へのメッセージ

東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所の事故を機に、それまでのエネルギー依存型の農場大規模化路線を転換し、農場の再構築を目指して「ファームリゾートISUMI鶏卵牧場」構想を立ち上げ観光牧場化を進めています。苦しい時には安三先生がよく引用された言葉「せん方尽くれども望みを失わず」そして「人を利して己を利せず」の言葉を常に忘れずに、これからも「夢」を持って生きて行きたいと思います。「大学の設立こそは少き日に新島襄に享けし夢かも」と安三先生が詠んだ74歳まであと十年、先生が召された96歳までは32年もまだあります。同窓生の皆様お互いに頑張りましょう!!

(2017.06.23)

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