お世話になった先生

藤野 英雄先生

中学校・高等学校
1972年4月~2014年3月勤務

近況報告

中高定年後も、桜美林大学の非常勤講師として、教職科目の1つ「進路指導論」を担当させていただいています。指導法について教えるというより、グループ学習中心の気づき教育で、自らの生き方を問うことの大切さを若い人達と一緒に考え、私自身も元気をもらっています。
最近は卒業生からの呼びかけも多く、なつかしい皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

桜美林での思い出

中高の42年間、そして現在と、たくさんの皆さんに支えられてきました。その間、甲子園あるいは沖縄をはじめとする修学旅行等、様々な体験を通じて思い出深い日々を送ることが出来ました。何よりも、世界史を中心とする授業でのやり取り、クラスや学年での日常的な取り組み、ESSと軽音楽部でのクラブ活動、そしてPTAや同僚の皆さまとの協同作業等を通じて、世代を超えて心の触れ合うコミュニケーションが取れたことが、私の人生を豊かなものにしてくれました。心から感謝です。

教え子へのメッセージ

私たちは今、大きな歴史的転換期に直面しています。そんな中、異質なものを排除しつつ、狭い意味での自己利益を確保しようという動きが、私たちの身の回りにも世界各地でも広がろうとしています。しかし、人間も社会も、お互いの違いを認め合ってこそ成長、発展するものです。この先、困難な状況に向き合うかもしれませんが「詮方尽くれども」の桜美林精神を胸に秘めておきましょう。私は常々「馬鹿になれ」と言ってきましたが、「自分の幸せだけを求めることなく、自分自身が幸福になるためにも、周りの人々と共に幸せになる道を見いだそうと努める“馬鹿”になりたいものです。
皆さんのご健勝を心からお祈りしています。

(2017.05.29)

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