法人本部と人事企画課を兼任していますが、仕事のメインとなっているのは理事長の秘書業務です。定型業務としては理事長のスケジュール管理や会合等のセッティング、来賓対応などがありますが、学園全体の窓口となることも多く、その都度内容に合わせて臨機応変に動くことが求められるポジションです。私はこれまで教育関係の仕事は未経験でしたが、海外のホテルやクルーズ船で働いてきたので、対人スキルや語学力が今の仕事にも活きているのかと思います。始業時の朝礼では、学園全体の情報共有を行うことはもちろん、キリスト教主義の学校なので聖書のフレーズにふれることもあります。朝礼への参加は義務ではありませんが、気持ちをリセットできる学園ならではの心豊かな時間だと思います。
決まった業務を行うだけの仕事ではないので、ある日突然、やったこともない業務や依頼がパッと浮上することも。そうした中で上手く仕事をこなし、物事をスムーズに進めていけたときには大きなやりがいを感じます。自分がいつも適切に仕事をこなせているかはわかりませんが、やらせていただける仕事は何でもやりたいと思うタイプ。実際に桜美林学園では、どんな仕事も「とりあえずやってみよう」という雰囲気があるので、そこが自分に合っているのかもしれません。入職してまだ間もないころ、まったく経験したことのないシンポジウム準備をメインで任せていただきましたが、その時も「とりあえずやろう、やるしかない!」と挑戦。周りのサポートもあって無事やり遂げたときには、達成感と充実感がありました。
学園職員の仕事は、私自身が桜美林大学に通っている頃から興味がありました。自分にはとても務まらない、遠い世界の仕事だと思い込んでいましたが、何事にもチャレンジする精神で応募し、今こうして母校で働くことができています。これまで経験したどの仕事よりも楽しく、幸せに満ちた毎日。自分の価値観を育んでくれた母校に恩返しができるよう、仕事を通じて桜美林大学の良さを伝えていきたいと思っています。