写真で振り返る学園の沿革(学園の行事)

桜美林学園は、その前身である崇貞学園に始まり、2021年には100周年を迎える学校法人です。沿革では年表によって時系列に歴史をたどることができますが、学園の歴史を刻むように折々に撮影された数多くの写真も残されています。

各行事を知る写真、校舎が充実していく様子が分かる写真を通して桜美林学園の歴史を振り返ります。

(町田に創立されて60周年を記念した写真展「桜美林の記憶」を再編し、最近の写真を追加しました)

学園の行事

1944年

卒業式

この写真は、崇貞学園の卒業記念写真です。清水郁子は安三や他の教職員と一緒にたくさんの中国人、朝鮮人、日本人の生徒を教育し、優秀な生徒は日本の上級学校へ留学させるという事業も行っていました。郁子の尽力で、貧民街に暮らす貧しい子どもたちに対する慈善事業的な性格の強い学校だった崇貞学園が、質の高い教育機関として成長していったのです。

1944年ごろ

遠足

この写真は、清水安三が子どもたちを引率して遠足に出かけている様子です。セーラー服姿の生徒たちが一緒に写っています。小さな寺子屋のような学校からスタートした崇貞学園でしたが、着実に成長し、生徒たちは当時の中国では珍しいセーラー服を着て修学旅行にも行っていたのです。

1950年代

桜祭り

この写真は、旧校舎で毎年開かれていた桜祭りの様子です。桜美林のシンボルである桜の花が咲くころに、今の学園祭や文化祭のように学生、生徒たちが楽しんでいたのです。

「桜美林」という名前は安三と郁子が留学していアメリカのオベリン大学と、フランスの牧師・教育者のジャン=フレデリック・オベリンに由来します。また旧校舎には数十本の桜の木が植えられており、見事にその名前と学校の風景が一致していました。

1950年代

運動会

左の写真は旧校舎(現在の桜寮・さくらグラウンドのあたり)の校庭で開催された運動会の競技に参加している安三の姿です。教室の中だけでなく、こうした行事でも安三は(学校で一番偉い人であったにも関わらず)生徒たちに混ざって愉快に楽しんでいたそうです。

右の写真では、郁子も運動会に参加して、生徒たちと一緒に楽しんでいます。

1976年

高校野球部甲子園初出場・初優勝

第58回全国高校野球選手権大会に西東京代表として初出場し、日大山形、市神港、銚子商、星陵、PL学園の5校を連破して深紅の優勝旗を勝ち取りました。

1984年

安三誕生日祝賀会

毎年同窓会主催で安三の誕生日会が行われ、7月1日に94才を祝い、同窓生と懐かしい教職員が集まりました。

1995年

大学院1期生卒業式

3月に、1993年に開設した大学院国際学研究科修士課程の卒業式が行われ、国際関係専攻10人、環太平洋地域文化専攻12人が修士の学位を手にしました。

1998年〜2000年

大学チアリーディング部全日本選抜3連覇

代々木第二体育館で行われた「全日本チアリーディング選抜選手権大会」を3年連続で制し、全国にその名を轟かせました。

2016年

大学野球部神宮大会初出場・準優勝

全国の地区大会で優勝した11大学がトーナメント戦で競い合い、秋の大学日本一を決める「第47回明治神宮野球大会」に初出場し、決勝戦は惜しくも明治大学に敗れたものの、初出場・準優勝という素晴らしい成果を手にしました。