理念・建学の精神

建学の精神

キリスト教精神に基づいた、
教養豊かな識見の高い国際人への扉を開く

桜美林学園は、建学の精神として「キリスト教精神に基づく国際人の育成」を掲げています。
この趣旨を語った、創立者の清水安三の言葉があります。

日本国民は、世界にかつてない非攻非戦主義のパシフィックな憲法を持っているが、果たしてパシフィスト精神を持っているであろうか。
そこに、日本の存亡の問題が存している。日本国民が、軍備を用いずに祖国を護ろうと思うならば、少なくとも周囲の各国民の感情を害してはならぬ。常に、周囲の各国民との間に、意思の疎通を図るべく努めねばならぬ。
では誰が、周囲の国民に、本国民程にbeloved nation“愛好すべき国民”はないと、思わせ得るであろうか。それは、語学の達人である。よって本学は、我が国の周囲の国々の言語を教えんと欲するのである。
更に、語学だけでは足りない。己を愛する如く隣人をも愛せよ、と教えるキリスト教を、みっちり教えるべきである。
かくてキリスト教主義と語学、この二つをよく体得した人材を能うだけ多数教育せんとするのが、本学の建学の趣旨である。

学園創立者 清水安三

このような精神に基づいて学園を創立した背景には、清水安三の思想と人生が大きく影響しています。

創立者 清水安三の思想と人生

桜美林学園の使命

桜美林学園は「キリスト教精神に基づく国際人の育成」を建学の精神とし、 世界を舞台に活躍できる人材を育成することを目指して教育活動を展開しています。学園に学ぶ者が、将来、どのような環境にあっても、常に未来に希望を持ち、他者の痛みを理解し、そして、現代社会の多様な価値観を受け止めることのできる柔軟性、かつ創造力と判断力、行動力を養い、 これらを豊かに発揮できる人材を世に送り出すことを使命としています。

桜美林学園モットー
「学而事人」

桜美林学園が今も学園のモットーとして大切にしている「学而事人」(がくじじじん:学んだことを人々や社会のために役立てる)の教えは、ジャン=フレデリック オベリンが提唱した“Learning and Labor”の思想と重なるものです。

桜美林学園の名前の由来

本学園創立者清水安三がアメリカ・オハイオ州のオベリン・カレッジに留学した際、オベリン・カレッジの名の由来である、フランス・アルザスの牧師であり、教育者であったジャン=フレデリック オベリン(J. F. Oberlin 1740-1826)の教育思想に出合います。

校名は、ジャン=フレデリック オベリンの教育の理念と実践を自らに重ね合わせ、当時校舎を取り巻いていた桜をヒントに、「桜美林」と名付けました。