桜美林中学校・高等学校
J. F. Oberlin Junior and Senior High School

桜美林中学校・高等学校 ウェブサイト

桜美林中学校・高等学校は、国際社会に奉仕する人材を育成することを願って設立されました。私たちの学校は、キリスト教精神に基づいた隣人愛と、学んで人に仕える、すなわち、学ぶ目的は立身出世にあるのではなく、広く世界の人々に奉仕するためにあるという、「学而事人」をモットーとしています。

教育と特色

中学校の特色

中学校での学習指導のねらいは「基礎学力の定着」と「自学自習の確立」です。中学1年では家庭学習、予習・復習の仕方など、勉強する方法をていねいに根気強く指導しています。中学2年では、教科のバランスに偏りがないように、個々の学習状況を見ながら勉強意欲の向上を図っています。中学3年では、基礎学力の総仕上げと、高校進学に向けて進路面接を実施し、各自の学習目標を確認しています。

桜美林中学校は「キリスト教主義に基づいた国際人の育成」を建学の精神としています。文化の異なる人々と十分なコミュニケーションがとれ、国際社会に献身・奉仕できる人間となることを目標としています。人間的自立と語学の向上をはかるために、英語教育だけでなく、第二外国語を学ぶ大切な機会も設けています。中国の北京、韓国の順天や済州島に相互交流を行う姉妹校があり、隣国との理解・友好をめざす交流を続けています。中学での学習の総仕上げとして、オーストラリアへの研修旅行を実施するなど、多彩な取り組みをしています。

高等学校の特色

一人ひとりの進路に応じたきめ細かい学習指導とともに、青年として自分を見つめ、「どのように生きたら良いのか」を考えるきっかけとなる学習を心がけています。桜美林独自のカリキュラムを設けるとともに、ひとりの人間としても成長できるような科目も多く設けています。大学進学に向けたきめ細かい学習指導と、自分を見つめどのように生きるかを考える学習を常に心がけています。海外での語学研修プログラムも充実しており、夏季・春季の休暇を利用して短期留学へ参加する生徒も多数います。

桜美林高等学校の生徒は全員が大学進学を志望し日々学習に励んでいます。進路指導部と進路委員、学年の教員、担任が連携し、個々の生徒の進路を複数の教員でサポートすることによって、国公立・難関私立大学にチャレンジする生徒も年々増え、また合格実績も伸びています。

中高一貫教育

桜美林学園は「キリスト教主義に基づく国際人の育成」を建学の理念として運営され、桜美林中学校・高等学校もまた、この精神とともに歩んできました。聖書の中に「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」という聖句があります。他者の立場に立って物事を観察する能力を持つこと、特に身体的、経済的、社会的に弱い立場の人を大切にすることを学んでほしいと願っています。また、そのような精神を基盤にしながら、異文化の中で意志の疎通ができる能力を持ち、互いに異なる立場を尊重する人間として成長してほしいと願っています。

本校は6年間の一貫教育により、以上の教育理念を実現するために日々、努力を重ねています。

教育方針

礼拝

毎朝の礼拝から1日が始まります。礼拝とは、与えられている「いのち」に感謝し、聖書の言葉に耳を傾け、自分を見つめる時間です。生徒、教員がともに真理の前にこうべを垂れ、聖書の言葉に自分を照らし合わせて、「かけがえのない価値」が与えられていることを確認する時間です。毎朝のクラス礼拝、週1回の学年礼拝を大切に守っています。

こころを育む

一人ひとりが「かけがえのない存在」です。だからこそ、自分と同じように他者を尊重し、「他者のこころ」に共感し、思いやりの気持ちを育むことが大切であると考えています。
文化や意見の異なる人々と心を通わすことも、個々の違いを認めることから始まります。異文化理解の学習や、英語、中国語、コリア語の学習を通じて多文化共生を目指すプログラムに取り組んでいます。
「自分で考え、自分のことばを紡ぎ出す」ことは簡単ではありません。自分とは違う意見に耳を傾けることで新たな発見が生まれ、自分の考えは明確になります。自分とは異なる人との出会いを通して自分のことばを紡ぎ出す。多くの友人と出会うためにさまざまな機会を用意しています。

英語教育

創立以来「英語の桜美林」としての特色を大切にしてきました。この伝統を発展させるために掲げた目標が「Express Yourself in English(英語で自分を表現しよう)」です。この中には「自分を見つめる"目"を養う」という意味も込められています。自らの考えを積極的に表現する手段として英語を活用し、文化の異なる人々とも十分にコミュニケーションのとれる人間を育てます。

キャリア教育

これからは生涯、学び続けることが求められる時代に入りました。 常に「何のために学ぶのか」を自問しながら、学んだことを「いかに生かしていくのか」自分で考えられるようになることが自立につながっていきます。より良く生きるために、また、ともに生きるためにどのような学習が必要かを考えていきます。保護者・卒業生に協力を仰いでキャリアガイダンスや、さまざまな職業を紹介する講座を開くなど、将来について考えるキャリア教育を推進しています。