“熱中して成し遂げる”夢に向かってひたむきに。
桜美林は、一人ひとり違う“ 熱中” が輝く場所
#01

語り継がれてきた「桜美林物語」をこの先も引き継いでいく

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桜美林大学学長 畑山浩昭

1984年度 文学部 英語英米文学科 卒業

音楽に情熱を費やし、空いた時間はバイト三昧。そんな大学時代だったので、決して真面目な学生だったとは言えません。ただ桜美林の授業は刺激も多く、英語の授業には相当鍛えられましたし、ミルトンの『失楽園』を原書で読んだときは難しすぎてむしろ面白かった。外国文学や聖書を通じて新しい価値観を学んだことは、今も財産になっていると思います。卒業後、地元に戻ってしばらく教師をしたあと、一度本格的に留学しようと渡米。「学而事人」という言葉を意識したのは、帰国後桜美林大学に就職し、大学運営に関わるようになってからです。

O. A. C. U. 総会にて、大学や地域社会に貢献した優秀団体を表彰。学生が活躍する現場には直接足を運び応援する。

大学の使命はシンプルで、研究と教育の二つがすべて。学生たちが桜美林で学ぶうちに驚くほど変わっていき、社会に挑戦したり研究が何かに採用されたりするのを見るのは、大学づくりの一番の面白さだと言えます。さまざまな人の価値観を認め合いながら、幸せを感じられる社会を作るために自分たちの学びを還元していく。その時人として必要となる、例えば優しさといった基本的なものを、不思議と桜美林の学生たちはすでに持っています。この倫理観と理念を守りながら、歴史ある桜美林物語をこの先も引き継いでいきたいと思います。

(所属・肩書は2020年度取材時点のものです)

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