“次の時代の桜美林へ”オベリンナーたちの想いを乗せて次の100年への一歩を踏み出す” #100
私が1期生として入学した頃の桜美林は少人数制の新設大学。その後50年も奉職することになるとは夢にも思っていませんでした。当時は学生も教職員も「自分たちが大学をつくっていく」という意欲に燃えていました。できたてで脆弱なキャンパスではありましたが、その分学生と教職員のつながりは強く、何に縛られることもなく、自由に挑戦することができたのです。その経験とそこで培った意欲が原動力となり、学群制度改革という桜美林の大きな節目に貢献できたのだと思います。創立者を知らない教職員が多数になった今、清水安三イズムや学園の成り立ちを伝えていくことは私の使命でしょう。そこには私たちが桜美林に奉職する意味や、成すべきことへのヒントがあるからです。これからも建学の精神を堅持しながら、時代の求めに応じた不断の改革を続けていくため、教職員一同が邁進できるよう尽力したいと思います。
(所属・肩書は2021年度取材時点のものです)