“学而事人の精神”学んだことを人々や社会のために役立てる。
建学以来受け継がれる桜美林のモットー#101
桜美林に在籍したのは高校3年間だけでしたが、だからこそ桜美林の先生や友人たちの優しさを強く感じました。学園には「隣人愛」の精神が浸透していて、悩みごとがあれば、皆が一緒に悩んでくれ、うれしいことは自分のことのように喜んでくれました。中でも、喜びや悔しさを分かち合ってきたチアリーディング部の仲間とは、卒業から10年以上経った今でも変わらぬ付き合いが続いています。
アナウンサーという仕事に就いた今、私は桜美林で学んだ「隣人愛」の精神を一層強く意識するようになりました。例えばニュースを読むとき、テレビの向こうにいる人たちを不用意な言葉で傷つけることのないよう、また、自分の表情や言葉で少しでも元気を与えられるよう、隣人に寄り添う心を大切にしながら情報を伝えるようにしています。
コロナ禍で先が見えない中、ウイルスと同じくらい怖いのは差別や偏見です。今こそ、多くのオベリンナーに桜美林で学んだ「隣人に寄り添う心」を世の中に広げていってほしいと思います。
(所属・肩書は2021年度取材時点のものです)