“変わらない自由な校風”多様な価値観を受け入れ、お互いを尊重する。
のびのびとした土壌が桜美林には確かにある#102
私は桜美林高校時代、野球部に在籍していました。当時は全国優勝した2年後で部員のレベルは大変高く、練習での私の役目はバッティングピッチャー、ブルペンキャッチャー、ティーバッティングでのボール投げ役など常に裏方。自分の練習は一切できず、何度も野球部を辞めようと考えました。でも、ここで辞めたら、今後の人生でも嫌だから辞めるという癖がつくと考え、最後までやり遂げました。その結果、「裏方がいるからチームは強くなる」=「成功・活躍の陰には必ずそれを支えた人たちがいる」ということを実感すると共に、裏方の複雑な思いも経験しました。
社会に出てからも無意識のうちに裏方に目が行き、責任ある立場になってからは、活躍の陰に隠れている職員へのねぎらいや裏方に焦点をあてた訓示を心がけています。一体感のある組織を形成するのに、役立っているように感じています。桜美林学園にはこれからもそんな一生を通じて生きる力を育む学び舎であってほしいですね。
(所属・肩書は2021年度取材時点のものです)