“熱中して成し遂げる”夢に向かってひたむきに。
桜美林は、一人ひとり違う“ 熱中” が輝く場所
#106

信念を燃やし続けることの大切さを生徒たちに伝え続けていきたい

#106

桜美林中学・高等学校 保健体育科教諭/桜美林高等学校野球部監督 片桐幸宏さん

1976年度 桜美林高等学校卒業

桜美林高等学校では、清水安三先生をはじめとする多くの先生方から「詮方つくれども、望みを失わず(どんな困難にもめげず、希望をもって生きる)」の精神を学びました。この言葉の大切さを実感したのは、高校3年の夏に甲子園大会で優勝を果たしたときです。当時、私が所属していた桜美林高校野球部は、他校のチームと比較しても身体的、技術的に特に優れているという訳ではありませんでした。しかし困難な戦況に何度立たされても逆転し、日本一を獲得。決して最後まで諦めないという気持ちが結果につながったと感じました。

大学卒業後は保健体育科教諭として桜美林に戻り、野球部の部長や監督を歴任。2018年秋からは7年ぶりに野球部の監督を務めています。教える立場として生徒たちに伝えているのは、信念を燃やし続けることの大切さです。自分の夢を実現するためには努力が必要ですが、その過程で必ず辛く苦しい時期に直面します。しかし、「詮方つくれども、望みを失わず」の桜美林精神で諦めることなく、夢へ向かって突き進んでほしいと思います。

(所属・肩書は2021年度取材時点のものです)

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