“よりよい社会のために”桜美林から巣立ちそれぞれの場所で実践する”学而事人” #76
桜美林を出た後、故郷の歯科衛生士学院で学び、教会幼稚園の保母、生協、在大阪モンゴル国名誉領事などを引き受けてきました。それはただ出会いと成り行きに導かれたに過ぎません。 私には重過ぎる役目もありましたが、そんな時は安三先生から刷り込まれていた「為ん方尽くれども希望を失わず」が支えになりました。師匠が師匠なら弟子も弟子。大いなる御手に背中を押され、精いっぱい頑張ろうと思えるのです。その御手は安三先生や郁子先生だったのかもしれません。長い人生で見れば学生時代はつかの間。でも私の場合、その桜の園で得たものはあまりにも大きかった。いつまでも恩師の愛に包まれて今に至っています。
(所属・肩書は2021年度取材時点のものです)