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陳経綸中学で清水安三胸像の除幕式を開催

2023年10月27日
学園
お知らせ

除幕式の様子

10月22日(日)、北京市陳経綸中学の帝景分校において、北京の秋の抜けるような青空のもと大勢の両校関係者が集まり、本学園の創立者である清水安三の胸像の除幕式が行われました。陳経綸中学は、清水安三が貧しい子女の自立を助けるために作った崇貞学園を起源とする姉妹校で、2021年に桜美林学園と共に100周年を迎えました。

この胸像は、学園創立100周年記念事業として桜美林学園が3体寄贈したもので、1体は帝景分校に設置され、2体は他の分校に設置されます。本学園は、これまで清水安三像を2回寄贈しています。1回目は2004年に寄贈し本校に設置されましたが、当時の対日批判が高まる中、胸像設置については一部の生徒から疑問の声が上がり、それに対して当時の校長だった張徳慶先生は「安三先生の功績を理解することが正しい歴史認識につながる」と説いたと言います。2回目は学園創立90周年を記念して立像を1体寄贈し、同じ像が荊冠堂チャペルの入り口に設置されています。
除幕に先立って、劉雪梅校長は「コロナ禍により交流が途絶えていたが桜美林学園には家族のような親しみがある。今回のイベントは、再び両校を緊密に結びつけるものとなった。我々日中両国の学校は誠意を持って協力しあい、社会のためにより多くの優秀な人材を輩出したい」と挨拶。続いて小池一夫理事長は、「両校が友好を深めることは、両国の未来にとって非常に重要なこと。その架け橋となった清水安三先生の強い意志を引き継いで、私たちが次の100年を作り上げることが教育機関としての使命である」と話しました。
  • 北京市陳経綸中学 劉雪梅 校長

  • 桜美林学園 小池一夫 理事長

陳経綸中学では、学内の随所で清水安三の名前や「学而事人」の文字を目にすることができます。また100年の校史を陳列する「校史館」では、陳経綸氏と並んで清水安三の写真と紹介がなされ、崇貞学園時代の充実した資料が展示されており、清水安三の教えが大切にされていることを改めて実感することができます。除幕式の後に行われた交流会では、これからの両校の交流について積極的な意見が交わされるなど、今回のイベントは、今なお脈々と受け継がれる創立者の建学の精神を再確認し、ルーツを同じくする両校の交流を更に深める機会となりました。
  • 桜美林大学 畑山浩昭 学長

  • 北京市陳経綸中学 鄭蔚青 党委書記

  • 陳経綸氏と並んで展示されている清水安三のパネル

  • 交流会の様子

両校出席者による集合写真

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学校法人桜美林学園 総合企画部広報課
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