2023年度桜美林学園退職者を送る礼拝が行われました

小池一夫理事長は「まずはご健康の中で今日この日を迎えられたこと、心よりお喜び申し上げます。創立者の清水安三先生は、ことあるごとに『ありがとう』という方だった。教職員や学生にはもちろん、電車の切符をきってくれる駅員さんにも丁寧に言っていた。この学園や自分に関わる全ての人への感謝の気持ちを大切にすることが、今日の桜美林学園の発展に大きく繋がっているのではないかと思っている。建学の精神と合わせて創立者の大切にしてきた思いを忘れないでほしい。これからの学園も『ありがとう』が飛び交う学園であることを願っている」と話し、「長期に渡り学園の発展、学生、生徒、園児の教育に多大なご尽力をいただきありがとうございました」と退職者を労い、一人ひとりに花束を贈呈しました。

今回、定年退職を迎え、桜美林で49年間過ごされた片桐幸宏先生（高等学校）は、「桜美林中学校、高等学校で学生時代を過ごし、体育教師となってから43年間を桜美林で過ごしました。体育の授業や野球部の指導をする中で、大きな事故を起こすことなく定年を迎えられたことにほっとしています。本当によかった。今日はあいにくの雨ですが、私が桜美林高校の野球部で主将を務めたとき、甲子園への出場が決まり、町田市役所へ報告に行った日も雨だったことを思い出しました。当時の市長曰く、関西では雨は縁起が良いとされているそうです。教員生活は幕を閉じますが、ここからまた良いことが起こるのではないかなと思っています。安三先生の『詮方尽くれども、望みを失わず』の言葉は私の心の支えになっています。長い間ありがとうございました」と感謝の気持ちを語りました。