“Innovation in Education” — IAUP 2017世界大学総長協会の総会がウイーン（オーストリア）で開催されました。

2017年7月5〜8日、3年毎に開催されるIAUP世界大学総長協会の第18回総会がオーストリア共和国ウイーンで開催されました。前回2014年の横浜総会で同協会の会長に就任した佐藤東洋士桜美林学園理事長・大学総長は無事に任期を終え、今後はIAUPの経営を支える英国法人（UK-registered Charity）の理事長に就任（2017-2020）しました。

本総会の開催に当たり、佐藤会長（写真）は、「今日の教育は社会の変化に呼応し、科学技術の進歩とも歩調を合わせて常に革新を続けています。私たち教育に関わる者は、こうした変化に真摯に向き合い常に革新的（Innovative）であることが求められています。私たちが深く関与している国連のアカデミックインパクトは、高等教育の目的として、すべての個人の興味や関心の実現の為に、必要不可欠な知識と技術を得る機会を提供する、ことを明言しています。」と述べました。また、私たちは、高等教育が既に限られた少数エリートたちのものではなく、学びに真摯に向き合い高次の自己実現に思いを馳せるすべての人々の為にある、との認識を確認しています、と語りました。３年前の横浜総会で学生たちの発想により始まったプログラムも、今回のウイーン総会ではYoung Scientists Conferenceとして発展し、本学の学生も招聘されました。

高等教育の担い手として、私たちは大きな責任を感じています。世界各国から参加した高等教育関係者の多くの声はグローバルボイス(Global Voices of Higher Education)として共有され、高等教育が直面する課題のほとんどが地球規模で取組むべき人類の関心事であることを実感できる有意義な国際会議となりました。